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導入事例
トヨタ自動車株式会社
ドライビングシミュレータ
ドライバーに模擬運転と感じさせない試験環境の追求
トヨタ自動車株式会社では、予防安全技術の開発を促進し、実車での走行では危険が伴う実験や、特定の条件下で自動車を走行させる実験などを行うことを目的としてドライビングシミュレータを導入しました。
このドライビングシミュレータはドライバーに模擬運転であることを極力感じさせない、限りなく実走行に近い試験環境を追及し、世界最高レベルの性能を実現しています。
装置イメージ図
三菱プレシジョンでは、ドライビングシミュレータを構成するキーデバイスを主に担当。
360°の視野角を持つ軽量かつ高剛性なドームスクリーンとプロジェクタシステム、そして複数台の模擬視界発生装置を用いた映像合成技術により高精細、高分解能な模擬視界映像を実現しました。
また、ドームへの搭乗に必要な乗降装置、装置全体の安全を管理するシステムを製作し、安全運用に寄与しております。
ソフトウェアとしては、実在の街並みを再現した広範囲なデータベースを製作、HILS、GPS模擬装置等の各種装置や、予防安全技術に係わる機能と連携プログラムを提供し、実走行に近い環境作りを行いました。
このドライビングシミュレータ導入によりトヨタ自動車株式会社では、居眠りや脇見運転、疲労といった状態でのドライバーの運転特性を解析し、効果的に事故を低減する予防安全技術を開発、その効果と持続性を評価するなど予防安全技術の効果を検証することに役立てています。