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導入事例
独立行政法人産業技術総合研究所
運転行動計測用ドライビングシミュレータ
ITSなど車載機器の評価にも活用
独立行政法人産業技術総合研究所では、自動車運転場面における人間行動特性を計測し、解明するためにD3simを導入しました。
主に市街地等の一般道路における運転行動特性の解析を行うため、模擬視界表示装置として正面に円筒スクリーン、左右と後方には平面スクリーンを配置し、ほぼ全周囲に近い没入感のあるシステムを実現しています。
また、加速度や路面振動による体感を再現するため、電動6自由度モーションシステム(ペイロード1,500kg)を付加しています。
この他、エンジン音や走行音や風切り音、市街地の雑音などの音響環境を再現するマルチスピーカシステムも備えています。
さらに運転席は実車ボディを採用し、ステアリング反力装置は反力模擬に加え、エンジンおよび道路走行による振動をエンジン回転数や走行速度に応じて変化させるなど臨場感を高めています。(共同研究による成果として 自己回帰モデル「模擬振動発生装置及び方法」 特許番号第3959624号 2007年取得)
同研究所では、これらのシステムを三菱プレシジョンと数年にわたる共同研究の結果、総合的にチューニングし、完成度の高いドライビングシミュレータを実現しております。
このドライビングシミュレータの導入により、同研究所では、ITSなど車載機器からの情報呈示評価、道路構造や標識の評価のほか、財団法人鉄道総合技術研究所と共同で、踏切通行実験に基づいた安全性評価を行うなど、様々な分野において研究成果をあげています。
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