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持続可能な地球環境の実現

交通・航空・宇宙機器などを含むモビリティ社会を支える製品において、脱炭素化社会・循環型社会の実現を目指したモノづくりで貢献していきます。

当社の環境方針

5つの環境行動指針を策定し、従業員の一人ひとりが環境に配慮した行動をするように心がけています。

三菱プレシジョン株式会社 環境方針(PDF:213KB)

環境マネジメントシステム「ISO14001」の取得

1999年に環境マネジメントシステム「ISO14001」を取得し、三菱プレシジョン製品の使用時及び生産時の環境負荷低減活動を行っています。

環境マネジメントシステム(ISO14001)
認証規格 ISO14001:2015・JIS Q 14001:2015
登録番号 EC98J2017
登録日 1999年4月21日
更新日 2024年3月14日
有効期限 2027年3月13日
認証機関 株式会社日本環境認証機構(JACO)
取得範囲 鎌倉地区(※1,※2)
  •  ※1 鎌倉事業所及び湘南工場勤務部門の集合体通称。
    ㈱青菱コミュニティ本社を含む
  •  ※2 三菱電機株式会社の一括認証サイトに含まれる
ISO14001マーク

事業を通じた貢献

シミュレーションシステム事業

各種訓練シミュレータ
実機・実車による訓練と比べ、シミュレータによる訓練では、温室効果ガス・騒音・大気汚染物質の発生などの環境負荷が抑制できます。

航空機・鉄道・自動車など、交通インフラに関わる運転技術訓練や技能向上支援のためのシミュレータを開発・提供。実機・実車訓練をシミュレータ訓練に置き換えることにより、お客様のカーボンオフセット(脱炭素)に貢献しています。

航空・宇宙機器事業

©JAXA

気候変動観測衛星しきさい

当社製リアクション ホイール

人工衛星の姿勢制御に貢献するリアクションホイールや、ロケットの飛行位置を確認・監視するセンサなどを開発・提供。気候変動対策などの社会課題解決に貢献しています。

パーキングシステム事業

駐車場管理システム
車番認識システム(車両のナンバーを認識・記録し、退場時間を短縮するシステム)では駐車場出口ゲート前の渋滞が緩和され、CO2排出量の抑制につながります。

駐車場への入場から出場までを全自動化し、街とつながるパーキングシステムやスマートな決済ができるシステムを提供。駐車場周辺に起こる渋滞の緩和を図ることでCO2排出を低減させ、地球温暖化防止に貢献しています。

地球温暖化防止に向けた取り組み

生産時のCO2排出量削減

生産時CO2排出量の現状と目標

太陽光発電の活用

三菱電機グループの一員として、環境ビジョン2050達成に向け、2030年度までに生産時CO2排出量実質ゼロを目指します。グリーン電力の導入量拡大や設備更新など省エネ投資を毎年継続するとともに、生産性向上や事務作業の合理化などの業務改善により、効率的で環境負荷の少ない業務スタイルを確立するecoワーク推進活動を展開しています。

製品使用時のCO2排出量削減

製品使用時のCO2排出量削減に向け、省エネ製品の技術革新と普及に取り組みます。三菱プレシジョン製品使用時のCO2排出量は、生産時の排出量よりも格段に大きく、省エネ化によるCO2削減効果が極めて大きいことから、使用時におけるCO2排出量の削減目標を設定して省エネ設計に取り組みます。

製品輸送時のCO2排出量削減

製品輸送時のCO2排出量削減のため、毎年度、自主管理目標を定め、出荷物をまとめることによるトラックなどの積載率向上、コンソリ出荷(※1)によるトラックの使用車両数削減などを進めます。

循環型社会に向けた取り組み

3Rの推進

製品の3R促進事例
既納品の一部構成品を換装(換装品以外はReuse)することで、機能と性能を向上させる提案を行ったケース。下記事例では構成品Reuseにより、新規生産と比較してシミュレータ1台あたり約80%の資源投入量削減を図っています。

生産活動において、エネルギー消費や温室効果ガスの発生を抑えながら、3R(Reduce、Reuse、Recycle)を推進するため、廃棄物発生の少ない生産方法や運搬方法を採用。また、エネルギー消費が少なく、優れた資源循環性を持つとともに、廃棄物処理における環境負荷の少ない製品を提供できるよう努めています。

環境配慮製品の創出

製品そのものの持つ環境負荷は設計の段階で決定します。設計段階において環境負荷の軽減に配慮する「環境配慮設計」を進め、環境負荷の少ない製品をお客様に提供出来るよう努めます。

ドライビングシミュレータにおける事例
ドライビングシミュレータ2022年モデル(DS-7000NX)
  • ・消費電力を57%削減
  • ・質量を36%削減
  • ・組立・解体の容易性を考慮した設計
  • ・有害物質(RoHS指令禁止物質)フリー
    ※比較対象は三菱プレシジョン製ドライビングシミュレータ2011年モデル(DS-7000)
駐車場機器における事例
事前精算機2022年モデル(AP-700)
  • ・消費電力を10%削減
  • ・質量を3%削減
  • ・材料点数20%削減
  • ・梱包材の軽量化
  • ・組立・解体・消耗品交換の容易性を考慮した設計
    ※比較対象は三菱プレシジョン製事前精算機(AP-695)

ゼロエミッション

生産工程から排出する廃棄物のゼロエミッション(廃棄物の直接埋め立てゼロ)を目指します。
廃棄物リサイクル企業とも連携し、処理体制の確立を目指します。

ペーパーレス化の推進

業務処理の電子化やオンライン会議の活用などによって、 ペーパーレス化を推進しています。また、保管されている紙書類についても電子化を推進し、空きスペースは防災備品等の保管場所として有効に活用しています。

電子化が完了した書類は、溶解・リサイクルされます。

環境マインドの育成

環境への取組みを進める上で、基盤となる“環境マインド”を持った人財の育成を推進し、「地域社会や自然との共生」を目指します。環境教育の実施、従業員とその家族が自然と触れ合うことができる各種社内行事の企画、その他、鎌倉事業所周辺での清掃ボランティア活動などを毎年展開しています。

生物多様性の保全

植物がもたらす心身への癒しなどの効果を活かせる環境・仕組みづくりに取り組んでいます。オフィスへのグリーンインテリアの導入や、新入社員向けに多肉植物寄せ植え体験も実施しています。また、種に配慮した緑地の維持として、鎌倉事業所には地域固有種である「玉縄桜」を植えたヒーリングガーデンも整備し、周辺地域との調和にも配慮しています。

多肉植物の寄せ植え体験

ヒーリングガーデン

満開となった玉縄桜(地域固有種)