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導入事例

ヒューマンエラー研究用
運転シミュレータ

運転士が起こすヒューマンエラーをさまざまな角度から検証するためのシミュレータです

必要なデータ取得が可能なシステム

財団法人鉄道総合技術研究所では、鉄道運転乗務員の連続運転時における運転の正確さが、時間経過ならびに単調な運転操作の繰り返しに伴い低下し、運転行動の精度低下をもたらしている様態を実験的に把握することで、鉄道運転乗務員のヒューマンエラーによる事故の防止に役立てる研究を行っています。

ヒューマンエラー研究用シミュレータは運転の模擬環境を提供するだけではなく、実験データとして運転士の運転操作と生理情報を記録できます。


このため、脳波計や眼球運動計測器、運転操作記録装置がついており、必要なデータ取得が可能なシステムとなっています。

運転士にエラーを誘発するような運転条件を与え、エラー発生時には運転士が何をしたのか、何ができなかったのかを分析し、さらには緊張状態を可視化したデータと照合して記録することが可能です。
このような実験にシミュレータを用いるメリットとして、同じ条件の実験を繰り返し行なえること、運転士以外の被験者が運転を行うこと等があります。

シミュレータを用いた実験と研究によって得られた成果は、鉄道総研の出版物や講演、関連する学会での発表、論文などで公表され、ヒューマンエラーの研究の進展に寄与すると共に鉄道事業者の安全輸送に役立てられています。

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