先輩社員インタビュー

PRECISION PEOPLES'VISION
02

海外の宇宙関連企業に、

私が手がけた製品を送り出す。

技 術 系

2012年入社
防衛・宇宙統括部
工学部 航空宇宙学科卒業

膨らみつづけた
宇宙への想い。
私が宇宙への興味を持ち始めたのは中学生の頃。親戚がJPL(※ジェット推進研究所:NASAの無人探査機等の研究開発及び運用に携わる研究所)に勤めていた関係で、NASAの施設を見学させてもらった機会があったのです。そこで見たモノのスケールの大きさに感動し、「自分もこんな環境で働いてみたい」と思ったのがきっかけでした。
それからも宇宙への興味は変わらず持ち続け、大学では航空宇宙学科を専攻。宇宙への想いはますます膨らんでいき、希望する就職先も宇宙関連の企業に絞りました。いくつか候補があった中で当社に魅力を感じた理由は、衛星への搭載機器など宇宙開発を支える様々な機器を手がけていたこと。面接時に人事担当の方が優しく接してくれたことも印象に残り、「この会社で宇宙に関わる仕事をずっと続けていきたい」と思うようになり、入社を決断しました。

「きぼう」搭載機器を担当できた喜び。私がこれまで携わってきた業務で忘れられないのは、宇宙ステーション「きぼう」(※JAXAが開発した日本の宇宙実験棟)の搭載機器を担当した時のこと。具体的には、CALET(ガンマ線観測装置)のデータ処理試験を任されました。なぜ忘れられないのかと言えば、他の案件と比較して装置自体の規模がまるで違っていたため。それまで経験したことがないくらいの大量なデータを扱う装置だったので、データ処理がとても大変だったことを覚えています。
「きぼう」は一般の方からも注目されていたこともあり、プレッシャーがかかる案件だったのは間違いありません。ですが、「きぼう」のニュースが様々なメディアで紹介されていることを確認すると、「観測できてよかった!」と感無量な気持ちになりました。また、このような大きなプロジェクトに携われたことは、この仕事を続けていく上で大きな自信になっています。

三菱プレシジョン製品を海外に広める。現在、私たちが手がけている宇宙関連機器は、ほぼ国内のメーカー向けに販売されているもの。しかし、宇宙開発は日本だけでなく、海外でも多くの企業が取り組んでいます。そうした企業に認められるような価値の高い製品を作り、量産化できる仕組みを構築すること。宇宙事業に携わる者として、それは夢であり使命であると思っています。
では、個人として何をすれば貢献できるのか。市場が大きい海外に製品を送り出すためには、大量に試験をこなしながら生産できる体制を整えていかなければなりません。そのためには、経験の浅い人でも試験ができる仕組みやマニュアルづくりが必要。私がこれまで培ってきた技術と経験を活かせば、決して不可能なことではないと考えています。
宇宙事業に関わることは、とても幸せなことです。でも、現状に満足してしまっては、会社も私自身も進化できない。当社の製品を海外へ広めるというビジョンに向かって、これからも頑張っていきます。

三菱プレシジョンのココが好き!

  • 人間関係に恵まれている
  • 「三菱」というブランド力
  • 休日がかなり多め