シミュレーションシステムにおけるAIの導入現在、あらゆる分野で取り組みが進んでいるAIビジネス。この知能が、未来のビジネスの鍵を握っていると言っても過言ではないでしょう。私たちのシミュレータ事業においても、AI導入計画は着々と進んでいます。たとえば、訓練用シミュレータにおける「AI教官」の導入。さらに連携訓練シミュレータにおけるAIの活用、事故予防シナリオの最適化、CG描画の自動生成など。シミュレータのAI導入はビジネスの効率化を実現するだけでなく、社会にもさまざまな好影響を与えます。

「自動運転車」社会を
スタンダードへ100年に一度の変革期を迎えている自動車業界では、自動運転システムの早期実現に向けた取り組みが進められています。「自動運転車」社会をスタンダードにするために、私たちは未来の環境をシミュレータで評価可能とし、実証を加速させなければなりません。たとえば、走行環境をセンサーがどう認知するのか？周辺車両・歩行者をどう識別して走行制御するのか？など、実際の開発に活かせるモノを用意すること。自動運転車社会の実現に、三菱プレシジョンが果たす役割は小さくありません。

月ゲートウェイ
国際プロジェクトへの参画月ゲートウェイ（正式名称：月軌道プラットフォーム・ゲートウェイ）とは、モジュールを複数回に分けて打ち上げ、月を回る軌道でドッキングして建設される宇宙ステーションのこと。有人月探査の前哨基地にも、また深宇宙で宇宙飛行士が長期間滞在する訓練施設にも、さらには将来の有人火星飛行に向けた中継地にもなるという壮大な宇宙計画です。この計画により人類の活動領域は月や火星にも広がることが期待され、当社でも搭載機器の開発に着手しています。

ロケット打ち上げをもっと身近なものに宇宙開発は、もはや国家プロジェクトのものだけではありません。民間でも積極的に取り組む企業が増えています。2019年、国内で初めて宇宙空間に到達した民間ロケットがありました。そしてこのロケットの後発機に搭載されるのが、私たちの小型ロケット用航法センサ。さらに、現在開発中の超小型人工衛星の軌道投入用ロケットにも搭載が計画されています。「ロケットをもっと低価格で」という夢を現実にするために、三菱プレシジョンの技術が生きているのです。

クラウドを活用した
未来型の街づくり現在、多くのエリアで地域課題を解決するための街づくりが検討されています。私たちは、そのニーズに応えるために、駐車場管理ネットワークシステム「DIANET®」を軸とした未来型パーキングシステムの構築に着手。駐車券のスマホアプリ化や、混雑状況に応じて駐車料金が変動する「ダイナミックプライシング」、自動運転車に対応した「自動バレーパーキング」などの計画を進めています。駐車場のビックデータを活用し、スマートな街づくりに貢献する。それも三菱プレシジョンの使命です。