先輩社員インタビュー

PRECISION PEOPLES'VISION
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全世界の交通事故0へ。

設計者として究極の目標に挑む。

技 術 系

2016年入社
シミュレーションシステム統括部
理工学部・機械創造工学科卒業

厳しい先輩に出会えた幸運。大学時代に航空宇宙系の研究をしていたこともあり、宇宙事業を手がけていた当社に興味を持ちました。就職活動の際に工場見学をさせてもらったのですが、その機会に社内試験用のシミュレータに触れることができたのです。実車再現度の高さに感嘆し、「あ、こっちの世界に関わるのも面白そうだな」と思い始め、現部署への配属を希望しました。
それともう一つ。当社に入社したいと思った決定的な理由は、工場見学の際に厳しい先輩に出会えたこと。他の会社の方は「是非うちに来てほしい」とか「キミなら即戦力になれるよ」とか甘い言葉ばかりをかけてくれたのですが、その方には「社会はそんな甘いものじゃない」といった厳しいご意見を頂いて。その時、「いつかこの人に認めてもらいたい!」とメラメラ燃えてきたのです。実は今もその先輩に鍛えられているのですが(笑)、おかげで日々成長を実感できています。

海外向け製品設計の難しさとやりがい。入社以来、自動車・鉄道・航空機の訓練用シミュレータのハードウェア設計を手がけてきましたが、ここ最近は海外向けの鉄道シミュレータの設計に関わることが多くなっています。海外向け製品になると、国内向けでは考える必要もなかった要件を満たさなければなりません。たとえば、表記の翻訳であったり、海上輸送になるためコンテナに収まるサイズを考慮して設計したり…。また、赤道を越える輸送もあるので、高温多湿に耐えうる仕様も求められます。さらに、組み立て作業は現地の方にしてもらうため、現地の方向けの資料も作成しました。
このように、海外向け製品は様々なハードルを乗り越えなければならないのですが、そういったハードルをクリアーしながら設計していくことは、とてもやりがいを感じます。難しい条件が重なれば重なるほど、解決できた時の達成感も違いますからね。

全世界の搭乗者の安全を守りたい。自分がいま目標としていることは、「海外でも交通事故0!」を実現すること。そのためには、国民性を反映したシミュレータを設計しなければならないでしょう。映像の作り込みや機器の配置など、あらゆる点で国内向け製品と同じという訳にはいきません。どの国のどの地方で、どのように交通機関が利用されているのか。それらを情報として得るだけでなく、肌感覚で知る必要があると思っています。そのためには、知らない世界へもっと積極的に踏み込んでいきたいですね。自分自身の視野も広げられるでしょうから。
シミュレータは運転士の訓練用として運用されますが、それは巡り巡って日本の交通インフラの安全を守っていることになります。私はシミュレータの設計業務を通じて、国内だけでなく海外の安全も守っていきたい。これからも全世界の運転士が訓練に集中できるように、シミュレータのハードウェア設計を手がけていきます。

三菱プレシジョンのココが好き!

  • 三菱バッヂを付けられる
  • 出張が多く観光もできる
  • スケールが大きい仕事が多い